お爺さんの会話

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だいぶ前に地下鉄に乗って出かけた日のこと。
私が座ったシートの真向かいは専用席(優先席)だった。そこにひとりのお爺さんAが座っていた。
次の駅でお爺さんBが乗ってきて、お爺さんAの隣に座り、お爺さんAに話しかけた。
「よお、アンタ若そうだけど、いくつになった? わしは86になったけど、アンタはもう80になったかい?」
「えっ? まだわしは74だよ!」
――なんだ、知り合いか⋯⋯。
「そうかい、そうかい⋯⋯。同じくらいだな⋯⋯。ハハハッ」
――同じって⋯⋯、ひと回りもちがうじゃん⋯⋯。年取ると同じなんだ⋯⋯。
お爺さんBは続けた。
「いやいや、わしは足が痛くて、たいへんだ! あちこちやられてる。ハハハッ」
「あっ、わしなんてリウマチだ! ほれ、指も足も痛いんだ! すごいだろう」
お爺さんAは笑顔で応戦した。
――すごいだろうって⋯⋯、痛いのが自慢か?
「ところでアンタ! かあちゃんはどした?」
「えっ? いない⋯⋯。最初からいないよ!」
「そか、そうだったか⋯⋯。わしも10年前にかあちゃん、あっち行って連絡とれないんだ! ハハハッ」
――ハハハって⋯⋯、笑うとこか?
お爺さんAが応戦せず共感した。
「かあちゃんいないと寂しいなあ。そりゃたいへんだ!」
「そだ、年取るとひとりは寂しい⋯⋯。特に夜はな!」
「えっ? 夜?」
そこでふたりは距離を近づけ小さい声で話をする⋯⋯と思いきや⋯⋯。
――ふたりとも耳が遠くて、デカい声だ!
「ほれ、なんだ、あれだ、あれっ、まだ元気でのう。ハハハッ」
「えっ? まだ? そりゃすごいわ。あっはっは~!」
――なんとすごいお話で⋯⋯。周りが赤面しちゃうわ~。
お爺さんAが心配そうに言った。
「ところで、あんたはどこで降りるんだい?」
「あっ⋯⋯、もう過ぎてる⋯⋯。ハハハッ。あんたは?」
「あっ、わしもだ! あっはっは~」
――おいおい、通り過ぎているのに笑ってていいのかよ~。
「まっ、いいかあ。折り返してくればいいんだし⋯⋯」
「そりゃそうだ! ハハハッ」
――ふたりで爆笑してるし⋯⋯。

そんな会話を聞きながら、私は目的地で降りようとしたら、最後にこんな会話が耳に入ってきた!
「ところでアンタさんはどなたですか?」
「えっ? そちらさんは? あっはっは」
――えっ? えええっ! 知らないのかよ! いいのか? こんなんで!
初めて聞いたけど、お爺さんってこんな会話するのね(笑)

 

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