夏なので怖い話シリーズ[レベル10]

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20代のころ、市の臨時職員として働いていた。
夏の暑い日で、忙しくてみんなで残業していた。
そろそろ帰ろうと片づけをしていると、
「きゃあ~!」
とどこからともなく聞こえてきた。
――えっ? なんだろ?
「ね、ねえ、今、悲鳴が聞こえたよねえ~」
だれも答えない⋯⋯。
――あれ? だれも聞いてない? 空耳? 変だなあ~。確かに聞いたんだけど⋯⋯。
そう思いつつ、
「お疲れ様~」
とあいさつして、みんなと別れた。
「きゃあ~!」
ドン!
また聞こえた!
――えっ? なに? あっ! 屋上からだれか飛び降りた! でも、なんで何度も落ちるの? これは幽霊?
私は怖くなり急いで帰る。
翌日、この話をすると、やはり市職員で自殺した人がいたらしい。
――こんなふうにお知らせしなくてもいいのに⋯⋯。

それから半年後、私は職場が異動になって、交通局の臨時職員となっていた。
エレベーターを待っているとき、ふと窓の外を眺めていた。
「今日は晴れてるなあ。こんないい天気はどこか⋯⋯」
――えっ? えええ~! 上から人が落ちてきた! しかも! 落ちていく途中、目が合った!
本当に怖いときは声が出ないものだ。
エレベーターが来ても、しばらくそこから動けなかった。
我に返ってから、
「あっ! これはたいへん、急いで下りないと!」
私はエレベーターに乗る。
慌てて外に出て⋯⋯、
――あれ? だれもいない⋯⋯。確かに落ちたんだけどなあ。
戻ろうとした瞬間、うしろに気配⋯⋯。ゆっくり振り返ると、
――うわあああ~。男があ、ボーッと立ってる!
私は怖くなってその場から逃げた。
落ちていくその男と目が合った瞬間の顔が脳裏に焼きついて離れない⋯⋯。
――だれだろう?
気になって、なにげなく聞いてみると、やはり市職員で飛び降り自殺した男がいた!

自殺した人は、自分の命を絶つほどの強いメッセージがあって、そうしているから、その思いのままでリピートしてしまう。
地獄の無限ループだ⋯⋯。

 

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