夏なので怖い話シリーズ[レベル7]

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気象庁では今日から秋だが、天文学では秋分の日の前日まで夏という解釈なので、全国的にはまだ残暑があるだろうから、シリーズものを続けよう。

当時、住んでいたマンションで、脱衣所にある洗面台で手を洗ったあと、脱衣所から出るため引き戸を開けようとしたら、
――えっ? 開かない!
なぜか、うんともすんともいわず、びくともしない感じでまったく動かせない。
「ちょっと、開かない!」
舎人(とねり)を大声で呼ぶ!
悪戦苦闘してひとりでどうにか開けて脱出した。戸が外れているわけでも、壊れているわけでもないのに、結局、原因がわからない。
数日後に、リビングでひとりで深夜、ブログを書いていると、
ガラガラッ⋯⋯、ガラガラッ⋯⋯。
と脱衣所のほうから音が聞こえた。
恐るおそる近づいてみると、いつも閉めている引き戸が開いていた。
――閉めていたはずなのに⋯⋯、どうして?
次の瞬間、うしろをだれかが通った!
――えっ?
怖いのでリビングへ逃げる。
しばらくして、
ポクッ、ポクッ、ポクッ⋯⋯。
と木魚の音が聞こえ始めた。
――こわっ⋯⋯。
霊感があっても怖いものは怖い。何度も見ているのだから、いいかげん慣れればいいのだが、怖い。
それからは、脱衣所の引き戸は閉めると怖いので、開けたまますごしていた。
しばらく経って、洗面台で手を洗おうと脱衣所に入って、うっかり引き戸を閉めてしまった。
――あっ、戸、閉めちゃった。嫌な予感⋯⋯。
嫌な気配を感じながら、ふと顔を上げ、洗面台の鏡を見ると⋯⋯、
「ぎゃあ~!」
引き戸のわずかに開いた隙間から青白い顔の男が覗いていた!
その声に驚いて舎人が駆けつける。
「どしたの?」
「出た!」
舎人はキョトンとしている。
「ぎゃあ~!」
私の大声で舎人はなにが起きたのかとうろたえている。
「な、なに?」
「舎人のうしろから男が顔、出した!」
その場から離れ、少し落ち着いてから、青い顔の男の正体を霊視することにした。
「彼は以前、ここに住んでいた住人。なんらかの原因で奥さんと離婚。喧嘩別れの末、ここでひとりで暮らすが、仕事もうまくいかず、アルコールを浴びるほど飲んでいて、入浴中に体調を崩し亡くなった。彼は戻らない奥さんをここで待っている」
納得して成仏してもらおうと説得したが、なかなか受け入れてもらえず、当時は強制的に成仏させることができなかったので、しかたなく結界を張り、室内を浄化した。
玄関入ってすぐのところにわずかに結界の外になってしまったスペースがあり、そこから入れず男の霊体が怒っている。
成仏させられないまま放置して数日が経つと、まだ玄関に立っている霊体がどうすることもできずおとなしくなっていたので、かわいそうになった。
私はシューズボックスの上に切り花を供えてみた。すると、男の霊はうれしそうにその花の香りを嗅ぎ、その場から消えた。
彼は成仏した。
妻との復縁や妻そのものへの執着ではなく、供養してもらいたくて妻を待っていたのだろう。
舎人が帰ってきたとき、舎人が異変に気づき私に聞いてきた。
「あれ? あの男の霊がいないけど、なにかしたの?」
切り花を供えた話をすると、成仏したことと、成仏した理由をすぐに察したようだった。

 

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