幼稚園で予知

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退院した私は自宅療養中であったが、親の都合からか幼稚園に通うことになった。

体調次第のため、なかなか行けない幼稚園であったが、ある日、翌日のためにハンカチを通園バッグに入れたときだった。
「お前のハンカチ、変なの!」
幼稚園の男児が私のバッグを取り上げ、振り回している姿が見えた。

私は「夢なのか?」と思いながらも、いじめる男児のフルネームや周りで見ている女児のフルネームがわかった。
翌日、私は母に「幼稚園に行きたくない」と懇願したが、母はおかまいなしに連れていく。

案の定、前日に見た光景が目の前で繰り広げられた。
私はただ泣くことしかできなかった。

別の日にも前日に予知する出来事があった。
教員がおやつを配る光景だった。
私はビスケットを受け取ると紙ナプキンの上に置き、お茶をもらうためにその場を離れた。
戻ってくるとビスケットはすでになかった。
教員にそのことを話したがまったく取り合ってもらえなかった。私が嘘を言っているかのような扱いだった。

翌日、私はまたも「幼稚園に行きたくない」と母に懇願したが、いつものとおり無理な話だった。

やはりまったく同じ展開になった。幼児だった私には半信半疑だったこともあり、ビスケットを取られないようにすればいいという発想がなかった。予知するという言葉の意味すら知らない年齢だ。

近年、母が亡くなったあとの遺品整理中に、私の幼稚園時代の記録が出てきた。母と教員のやり取りの記録だった。そのなかに私のぼんやりとした記憶と一致することが書かれていた。

私は幼稚園のころ、すでに予知していたと確信した。
幼稚園以外でも予知する現象はもちろんあった。

私は幼稚園に行きたくないあまり、体調不良を大袈裟に訴えてよく休んでいた。
遊び友だちがみな幼稚園へと行ってしまうので、暇で仕方がない。

母が近所の奥様たちと立ち話をしているところに自分も参加したことがあった。
そのなかのひとり、太めの女性に赤ちゃんが見えた!
思わず「おばさん、赤ちゃんが生まれるんだね」と言ってしまった。

母はいきなり怒り出した。
「あんた、また! 何、言い出すんだろ。ごめんなさいね⋯⋯」
母はその女性に平謝り。私はなぜ怒られたかわからなかった。
「だって⋯⋯赤ちゃん⋯⋯」
そうつぶやくことしかできなかった。

気まずくなった母は私を連れて帰宅した。
「あんたはなんてこと言うの!?」
「だって⋯⋯」
一方的に怒られたために落ち込んでしまった。

数日後、先ほどの女性が妊娠しているとわかったらしい。
母は驚きながらも何も言わなかった。

 

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