幽霊にまちがわれる……

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まだ高校生の頃、部活で毎日疲れ切り、確か終電だったかと思うけれど、ついつい地下鉄で眠り込んでしまった。

半分、意識があるような、ないような……。
周りは静かで誰もいない。
なぜか目が開いていないのに、周りが見える……!

――起きれない!

金縛りかと思いながらどうすることもできなかった。
誰かが横に来て、ず~っと私を見ていた。

――こ、こわい……。でも、起きれない……。

しばらくすると明かりが消えた!

――こ、こわい! 声が出ない……。

その時、いきなり肩を触られた!

「うぎゃ~っ!」

びっくりして目を開けると、目の前に駅員さん!

「起きてください!」

――えっ? な、なに?

電車の中は薄暗く……。

――な、なにが起きたの?

駅員さんの話では、地下鉄車両の倉庫まで来てしまったようです。

――そ、そうなんだぁ~。とりあえずは金縛りから解放され助かった……。しかし、あの幽霊こわかった。じっと見つめられて……。なにか伝えたかったのだろうか?

「倉庫から出ますのでついてきてください」と駅員さんに案内された。
「なんで気づかなかったのかなぁ」と駅員さんはひとりでブツブツ言っている。

――えっ? それは私が聞きたいわっ!

駅員さんが振り返り言った。「まさか幽霊じゃないよね?」
「えっ? まさか~!(笑)」

そう答えたが、実はちょっと不安になった。自分が死んでいて、駅員さんも幽霊かも? なんて(笑)

よく考えると、あの幽霊は私を起こしにきたのだろうか?

 

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